当校ピアノ科講師 久米大作先生の幻の90年作がCDで再発!
こんにちは。
ホットミュージックスクールです。
当校ピアノ科講師 久米大作先生の入手困難となっているCDが再発します!
トラックリスト:
1.JORDAN
2.DANCE TERNATE
3.NETTAI YAWA
4.INDIGO QUEEN
5.SPANISH HARLEM
6.TANGO MANIA
7.BLUE CANARY
8.MALABAR JUBILEE
上記商品ページの中で京都の名レコード店「meditations」のバイヤーであり、「ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド」の著者である門脇綱生さんに素晴らしい解説文を書いていただいているので、以下に掲載させていただきます。
久米の盟友にして日本のパーカッショニスト鬼才・仙波清彦(THESQUARE、はにわちゃん)に、板倉文のKilling Timeにも参加したヴァイオリニストの斎藤ネコ、ベーシストのバカボン鈴木(メトロファルス、パール兄弟)、スティール・ギターの演奏でも名高いギタリストの駒沢裕城(はちみつぱい)、サックス奏者の矢口博康(Real Fish)、ニュー・ミュージック~シティ・ポップの偉才である日本を代表するシンガーソングライター南佳孝といった、70~80年代の邦楽シーンの先端部を代表する面々が結集し、ここ数年急速に再評価の機運が高まっている名門である〈Electric Bird〉に吹き込んだ珠玉の一枚。
オランダ・アムステルダムを拠点にニューエイジ再興の火付け役として活躍し、その後のオブスキュアな音楽の発掘に巨大な影響を及ぼした〈Music From Memory〉が、90年代のCD期の日本のアンビエント・ポップにフォーカスした歴史的コンピレーション・アルバム『Heisei No Oto』('21)の編纂を経て、CD Ageに突入して久しい90年代以降の国産ニューエイジのリバイバルにおける最後の秘境の一角とも言える作品だ。
ジャーマン・エレクトロニクス巨匠ことクラウス・シュルツが創設した名レーベルInnovation Communication作品に日本的なフュージョン解釈を施したような、愛らしく幻想的な世界観の楽曲の数々が収められた傑作。ダイナミックでありつつ優美な展開が素晴らしいオプティミズムの結晶にして、バレアリスへの視線を感じるアンビエント・フュージョン名品「Jordan」、楽しげなショッピング・モールや晴れた日の街中の喧騒にロケーションを移し、初期村松健作品にも通じる瑞々しいイノセンスとノスタルジアを描く「Dance Ternate」、プロト・ヴェイパーウェイヴ視点からも秀逸であり、水平線の向こうへと旅するような穏やかで感傷的なバレアリック/アンビエント「Indigo Queen」、少し妖しげで祝祭的なムードの桃源郷的オリエンタル・フュージョン「Spanish Harlem」、Atlas『Breeze』が頭をよぎる珠玉の和レアリック・アンビエント・フュージョンであり本作の目玉な「Malabar Jubilee」など、近年のモダン・ニューエイジ視点にも合致する極上のナンバーが目白押し。メルヘンチックな幼少期の遊戯についての回想や遥かな水平線への眼差しといったものが根底にあり、それらが晴れやかな午後の空気へと溶けていく様子を音で表現した暖かで心弾むようなアルバム。ここでしか聴けない変わり種的な国産フュージョンが満載だ。
2025年最新リマスタリング:久米大作監修
解説:門脇綱生 (Sad Disco)
ホットミュージックスクールです。
当校ピアノ科講師 久米大作先生の入手困難となっているCDが再発します!
「9ピクチャー・カーズ マルコ・ポーロの耳 / 久米大作&セラ」
トラックリスト:
1.JORDAN
2.DANCE TERNATE
3.NETTAI YAWA
4.INDIGO QUEEN
5.SPANISH HARLEM
6.TANGO MANIA
7.BLUE CANARY
8.MALABAR JUBILEE
9.COCO & PERFUME
発売日 2025年06月18日
久米の盟友にして日本のパーカッショニスト鬼才・仙波清彦(THESQUARE、はにわちゃん)に、板倉文のKilling Timeにも参加したヴァイオリニストの斎藤ネコ、ベーシストのバカボン鈴木(メトロファルス、パール兄弟)、スティール・ギターの演奏でも名高いギタリストの駒沢裕城(はちみつぱい)、サックス奏者の矢口博康(Real Fish)、ニュー・ミュージック~シティ・ポップの偉才である日本を代表するシンガーソングライター南佳孝といった、70~80年代の邦楽シーンの先端部を代表する面々が結集し、ここ数年急速に再評価の機運が高まっている名門である〈Electric Bird〉に吹き込んだ珠玉の一枚。
オランダ・アムステルダムを拠点にニューエイジ再興の火付け役として活躍し、その後のオブスキュアな音楽の発掘に巨大な影響を及ぼした〈Music From Memory〉が、90年代のCD期の日本のアンビエント・ポップにフォーカスした歴史的コンピレーション・アルバム『Heisei No Oto』('21)の編纂を経て、CD Ageに突入して久しい90年代以降の国産ニューエイジのリバイバルにおける最後の秘境の一角とも言える作品だ。
ジャーマン・エレクトロニクス巨匠ことクラウス・シュルツが創設した名レーベルInnovation Communication作品に日本的なフュージョン解釈を施したような、愛らしく幻想的な世界観の楽曲の数々が収められた傑作。ダイナミックでありつつ優美な展開が素晴らしいオプティミズムの結晶にして、バレアリスへの視線を感じるアンビエント・フュージョン名品「Jordan」、楽しげなショッピング・モールや晴れた日の街中の喧騒にロケーションを移し、初期村松健作品にも通じる瑞々しいイノセンスとノスタルジアを描く「Dance Ternate」、プロト・ヴェイパーウェイヴ視点からも秀逸であり、水平線の向こうへと旅するような穏やかで感傷的なバレアリック/アンビエント「Indigo Queen」、少し妖しげで祝祭的なムードの桃源郷的オリエンタル・フュージョン「Spanish Harlem」、Atlas『Breeze』が頭をよぎる珠玉の和レアリック・アンビエント・フュージョンであり本作の目玉な「Malabar Jubilee」など、近年のモダン・ニューエイジ視点にも合致する極上のナンバーが目白押し。メルヘンチックな幼少期の遊戯についての回想や遥かな水平線への眼差しといったものが根底にあり、それらが晴れやかな午後の空気へと溶けていく様子を音で表現した暖かで心弾むようなアルバム。ここでしか聴けない変わり種的な国産フュージョンが満載だ。
2025年最新リマスタリング:久米大作監修
解説:門脇綱生 (Sad Disco)